東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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つながりから協働へ~第3回 災害時の連携を考える全国フォーラム分科会11レポート

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(写真:上段左から、成田氏、中野氏、佐藤氏、梅村氏、岳中氏)

つながりから協働へ

こんにちは、JCN福島担当の鈴木亮です。

JCNも企画に関わっています「第3回 災害時の連携を考える全国フォーラム~つながりから協働へ」が、去る6月12日-13日、両国の東京ファッションセンターにて開催されました。かげさまで両日とも定員300名を大きく超える参加があり、JCNが担当した二つの分科会もそれぞれ40名以上のご参加を賜りました。感謝です。

公式なレポートは主催のJVOADのサイトに上がると思いますが、せっかくですので鈴木が関わった分科会11「復興の課題解決のための担い手支援」の雰囲気をお届けしたいと思います。

企画の主担当はいわて連携復興センター/JCN岩手担当のおひとり・中山実さん、進行はJVOAD事業担当の成田亮さん(同じ亮なんですね~)。
登壇者は岩手、宮城、福島、熊本からの4名。JVOAD×JCNらしい布陣で、復興の共通課題である「担い手支援」について掘り下げました。

岩手からは若者集団「Wiz」代表にしてJCN岩手担当・中野圭さん。
「担い=課題」であり、「手=人材」を足して「担い手」である、という定義から、どれだけの課題を乗り越えるために、いかにして人材をそろえていけるかを、実践事例を交えてお話いただきました。船渡出身の若者5人で設立したNPO「Wiz」では地域の担い手自らが、新たな担い手を育てていく、理想の取り組みと感じました。元企業に学生がインターンする事で、「第二の故郷」に出会う若者たちが着実に増えているそうです。こういう集団を可能な限りつなぎ、協働へとサポートすることが全国組織であるJVOAD/JCNに求められる事だと思います。

宮城からは子育てママの雇用と居場所づくりに取り組む「ピースジャム」の佐藤賢さん。
もちろんママだけでなく、パパのための場でもあります。災で地域で毎年生まれる赤ちゃんが1000~1200人から300~350人へと激減した気仙沼市で、立しがちな子育てママが集い、安心して子育てや雇用を支え合える仕組みづくりが実現しているのは素晴らしかったです。育児も共有し、仕事も支え合う」赤ちゃんが生まれる職場に、安倍首相も視察に訪れたそうです。

福島からはファシリテーションで対立や分断を調和とつながりへと動かす活動をしている梅村武之さん。
「人とつながる」が課題の福島で 対立があったとしても調和できる、つながることができる世界観を学ぶ。「分断を何ともできない状況」を動かしうるのがファシリテーターという存在であり、その実践を紹介いただきました。

熊本からは「くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)」 事務局次長の岳中美江さん。
「火の国会議」という共有ミーティングを毎週開く取り組みを今でも継続。この日も熊本と両国をネットでつなぎ、フォーラムの合間に開催したそうです。全体の共有会議で共有されたものを地域の会議体に持ち帰り、復旧・復興の課題の解決状況をフィードバックしあえる仕組みの意義をお話いただきました。

後半は限られた時間ですが、各登壇者をそれぞれ囲んで参加者の質問タイムでした。
申し込み25人のところに、当日参加やメディア、スタッフが加わり43人となりました。
今後の「担い手支援」の議論に役立つヒントがたくさん得られた分科会でした。
来る6/20にはJCN総会特別企画を中央共募・瀬戸ホールにて開催予定です。
続く7/20には陸前高田で「第二回JCN現地会議in東北」を予定しています。
詳細はJCNのサイトをご覧ください。

余談ですが、会場である両国・東京ファッションセンターの隣の横網町公園には「東京復興記念館・慰霊堂」があり、関東大震災と東京大空襲からの復興の資料が無料で展示されています。
復興関係者にはぜひおすすめしたい学びの場だと思います。

【参考】
●第3回 災害時の連携を考える全国フォーラム公式サイト

●東京復興記念館



2018年6月16日 06:30